首のシワ、たるみをなくす正しいネックケア

「首は年齢が出やすい」と言われます。

顔のスキンケアを万全にしていても、首に横ジワがあるとそれだけでぐっと老けて見えてしまうもの。
髪を上げたり胸元の開きが広い服を着る機会が増えるこれからの季節は、首もとに目線が集まりやすい季節です。

正しいネックケアで首のシワ、たるみをなくしましょう。

首の皮膚はとても薄いため、たるみやすいという特徴があります。

このたるみを放っておくとやがて大きなシワになってしまいます。
首のシワ、たるみの原因には、乾燥によるもの、加齢によるものや生活習慣によるものがあります。
乾燥によりターンオーバーが乱れると、シワやたるみが進行する原因となります。

加齢による原因は、首を支える筋肉の衰えや、コラーゲンやエラスチンの減少によって肌の弾力がなくなることなどが
挙げられます。
生活習慣による原因には、枕の高さが合わないことや、長時間のデスクワークなどがあります。

また、他の部位のシワと同様に、ストレスや睡眠不足、栄養の偏りなども原因となります。

首の皮膚は汗腺が多く、乾燥が気になることは少ないかもしれません。
このため、首は保湿ケアもおろそかにされがち。

しかし、首の皮膚は薄く、肌の保水力も弱くなりがちなので、乾燥が原因でシワやたるみを引き起こします。
年齢が出やすい箇所だからこそ、しっかりと保湿ケアをしてください。

顔のスキンケアをする時は、首とデコルテまでを顔の一部と考えて、水分・油分・保湿成分をバランス良く
補うようにしましょう。
首の肌のハリが変わってきますよ。

同じように、日焼け止めについても顔だけでなく、しっかりと首まわりにも塗る習慣をつけましょう。
正しいネックケアで、首のシワ、たるみをなくしましょう！

首まわりにはリンパ管がはりめぐらされています。リンパの流れの滞りは首のむくみやたるみの原因になります。
リンパマッサージでリンパの流れを促して、首のシワ、たるみを予防しましょう。

【首のリンパマッサージ】

①鎖骨のくぼみを軽く押します。
②手のひらで鎖骨の下の中心部から肩に向けてなでます。
③耳の下のへこみから鎖骨に向けて、首筋にそって優しくなでます。
④鎖骨を軽く押します。

入浴中やお風呂上りなど、血行が良くなっている時に行いましょう。
マッサージ用のオイルやクリームを使い、優しくなでるようにマッサージしましょう。
強く押したり、さすりすぎるのはNGです。

首のシワ、たるみができてしまう原因として意外と見逃せないのが、「高すぎる枕」です。

高すぎる枕を使っていると寝ている間、首の前方がずっと縮まった状態になります。
この状態を肌が記憶して首のシワ、たるみを引き起こしてしまうのです。

枕を使って横になった時の姿勢が、立っている時と同じ自然なS字カーブになるのが自分に合う枕の高さです。
首のシワ、たるみを予防するだけではなく、質の良い睡眠のためにも自分に合う高さの枕を選びたいものです。

枕を買う時には、横になって実際に試せる売り場で店員さんにアドバイスをもらいながら選ぶか、ちょっとお値段は
張りますが自分専用の枕をオーダーするのがオススメです。